稲城店の野中です。
先日ブログでも紹介した『セルフディスカバリーアドベンチャー王滝』に参戦してきました。
先日のブログ→記事
結果は2位!!
惜しくも優勝を逃し準優勝でした....

先日からレースの様子やバイクのセッティングなどをブログで公開しておりますが本日は当日の持ち物について掘り下げていきたいと思います。
レースの様子は→ブログ
用意したバイクの詳細→ブログ
SDA王滝では全てのトラブルに対して自分自身で解決することが求められます。
ロードバイクでのサイクリングやロングライドで山間などを走る方はパンク修理(チューブ交換)が出来る方は多いかも知れませんがオフロードではなおさらです。
自転車店はおろか、人や自動販売機すら存在しないことがほとんどです。
私がSDA王滝参戦時に所持していた装備を見ていきましょう♪
【バックパック(ハイドレーションバッグ)】
まずはバックパックです。

バックパックはキャメルバックの『クラシックライト4』
ハイドレーションもキャメルバックです。
【内容物】
・ハイドレーション(キャメルバック)
・携帯工具
・チューブレスタイヤ補修ツール(サムライスォード)
・CO2インフレーター&ボンベ
・パンク修理剤(IRC ファストリボーン)
王滝ではバッグパックを持つ派・持たない派(ハイドレーション派・ボトル派)
が分かれます。
私は圧倒的ハイドレーション派です。
ハイドレーションバッグとは飲料を入れ補給しながら走ることを可能にした装備で100kmを走るには私は必要だと考えます。
飲料は約2Lスポーツドリンクを入れていました。
ボトルでは2本でも1L強しか飲料が持てず、チェックポイントで補給をするにも時間がかかってしまったり止まることが逆に疲れに繋がったりしてしまいます。
バイクにトラブルがあった際ファーストレスポンスに必要な道具はバックパックにまとめています。
ネジのゆるみ等→携帯工具
パンク→チューブレスタイヤ補修ツール→CO2インフレーター&ボンベ(エア追加)
↓
直せない場合→パンク修理剤(エア・シーラント追加)
↓
それで直らない場合→チューブ交換(ツールボトル内)
といった具合です。
基本的にバックパックの中身だけで走りきる事を目標としています。
ツールケースを開ける際はタイヤをはずす時でよほどのトラブルになります。

チューブレスタイヤ修理剤・『サムライスォード』
SDA王滝等での修理実績が数回あり信頼しています。
リーマーとセットツールが別なのもスピードを重視する上ではポイントです。
その他、大会ルールで定められたレインウェアや最低限の救急グッズを入れています。
また、写真にはありませんがスマホもこの中に入れています。
ロードレース等に慣れた方はスマホを持って走るの?と思う方もいると思いますが王滝は非常に深い森の中…崖なども多くあります。
自分を守るために通信手段となるスマートフォンを持っています。
(GPSで座標を家族などと共有するとより良いと思います)
【ツールボトル】
先ほども少し触れた通りツールケースを開ける際はタイヤをはずす時でよほどのトラブルになります。

ツールケースの蓋は走行時ビニールテープで密閉しています。
蓋の紛失や水の侵入を防げるのでオススメです。
(ツールケース内には最悪の場合に使用するものしか入っていないので基本は空けない想定です)
【内容物】
・タイヤブート
・チューブ修理パッチ
・ミッシングリンク
・タイヤレバー
・携帯ポンプ
・チューブ
先ほど紹介した通りバックパックで修理が出来ない場合のみ使用するタイヤ関連グッズばかりです。
タイヤブートとはバックパック内のチューブレス修理剤で修理しきれないサイドカット等の穴を塞ぐためのタイヤ用パッチです。
携帯ポンプはバックパック内のCO2インフレーターを使い切った際に使用します。
【ボトル】
ハイドレーションとは別にボトル(500ml)を持っています。
これには水を入れており、気温が上がった際の掛水や予備の水源として使います。
今回の王滝では右腕がレース中に触れた植物でかぶれてしまい、非常に痛かったので掛水として重宝しました。

約1週間がたつのに消えないかぶれ痕…
今は痛みはありません(^^♪
反省点としてボトルゲージと当日選択したボトルの相性が非常に悪く(良く過ぎ?)
取り出すのに苦労しました...
ゆるすぎると王滝ではボトルが飛んでいってしまうので難しいところですが改善したいポイントです。
【ライト】

800ルーメンの明るいライト
SDA王滝ではライトの装着がルールとなっています。
これはコース上にあるトンネルのためなのですが、以前参加した際そのトンネルが非常に暗くペースダウンをしたのを覚えていたので明るめのライトを選択しました。
結果は上々で自分より少し前でトンネルに侵入したライダーは暗さからペースダウンしてしまいトンネル内部でパスすることが出来ました。
【GPSサイクルコンピューター】

奮発して以前購入したGARMIN EDGE1040
距離が長くワンウェイの王滝ではGPS機能付き(ナビゲーション機能付き)のサイクルコンピューターもあると良いでしょう。
順位を狙う人はペースアップのタイミングや残りの距離、登りのペーシングなどに使えます。
完走を目指す人でモチベーションや全体のペース管理に重宝するでしょう。
私の今大会での一番のやらかしはここでした。
もちろんサイクルコンピューターもコースデータも事前に準備をしていましたが、コンピューターへのインストールを前日の夜に行いました......
しかしながら通信状況が悪く難航、あげくインストールできたような表示がされたものの実際に地図が表示できないバグが起こってしまいました。
これに気が付いたのがスタート3分前。
急いでインストールをやり直しましたが間に合わず、背に腹はかえられないので泣く泣くスタートしました...
距離は頭に入っていましたが、各登りの長さ等は分からず正直苦戦しました。
登りでのペーシングを落とさざるをえなくなってしまいました。(予想以上に長かった場合に備え)
データのインストールはもちろん確認まで前日までにやっておくべきだったと痛感しました。
以上
今回は装備のご紹介でした。
この装備は6、7回の王滝参戦から考えてきた物たちなので個人的には非常に良くできた装備だと思っています。
反省点を踏まえつつも来年もこれに近い形で参戦すると思います。
SDA王滝こと『セルフディスカバリーアドベンチャー王滝』のブログは一旦ここまでです。
いかがだったでしょうか?
優勝を目指してレースをしているのでレース中の写真が無いのは残念ですが、非常に景色が綺麗な今大会でした。(SDA王滝で検索してみてください!!)
走るコースも通常は入れないエリア(国有地)なので貴重な経験になります。
制限時間は10時間あるので完走を目標に楽しまれる参加者も沢山います。
MTB、グラベルロード、はたまたシクロクロスをお持ちの皆さん。
いかがでしょうか??
絶対に忘れない素晴らしい体験と発見があるはずです。
※これまで紹介し多様にb王滝用に準備や知識は必要です!!
来年はぜひSDA王滝に挑戦しましょう♪♪
希望が多ければ参加者向けの勉強会なども開催したいですね(^^♪
店長の野中でした。